読売新聞に掲載されました「在宅医療を選択肢に」

令和6年2月7日(水)読売新聞朝刊(読売新聞社)北海道版の「未踏の人口減社会(医療編)」に、当院の取り組みが紹介されました。
訪問診療に同行し、患者さんやご家族の話を聞き記事にしていただきました。https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/feature/CO063096/20240207-OYTAT50006/

出前講座を行いました

2月5日、老人クラブの山桝福寿会で出前講座を行いました。
診療所からは、訪問看護の利用について寸劇を交えて紹介しました。
訪問看護は「自宅での生活の安心を支えるための医療サービス」であるとの説明に、参加者からは「想像していたより費用もかからずお願いしやすい」などの感想があがっていました。

「北海道在宅医療推進フォーラムin札幌」が開催されました

 1月6日(土)、札幌市清田区にあるイオンモール札幌平岡において、「北海道在宅医療推進フォーラムin札幌」が開催されました。
 12回目の開催となった本フォーラムでは、「みんなに知ってほしい 私たちのこと、在宅医療のこと」をサブテーマとして、幅広い世代の方に在宅医療という選択を知っていただくことを目的に、専門職によるミニ講演や医療介護相談、高齢者体験等の展示コーナーのほか、こども在宅医療体験、こども縁日等のお子さん向けの体験イベントを行いました。
 由仁町立診療所からも職員が運営スタッフとして関わり、大人・子ども合わせて800名程が会場を訪れ、盛況を博しました。

北海道在宅医療推進フォーラムin札幌(R6.1.6)

囲炉裏庵復活祭を祝って

由仁町内のグループホーム囲炉裏が開催していた認知症カフェ「囲炉裏庵」がコロナ禍を経て、11月22日に再開されました。
当日は診療所の近野理学療法士が出席し、参加した皆さんと認知症を予防する運動をおこないました。運動として、体を動かしながら(=運動課題)何かを考える(=認知課題)など、複数の課題を同時に実行する運動を、参加された方と一緒に楽しみながら行いました。
また楽しい企画を、三川地区の皆さんと一緒に期待しています。

感染対策勉強会を実施しました

11月22日 院内感染対策委員会の委員による勉強会を行いました。
新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ等の感染症予防の基本として、手洗い、手指消毒について、講義と実演を行いました。流行に負けないよう、患者さんや自身の感染対策をしっかりと行いましょう。

石川委員の講義↑  手洗いの実演↓

看取り塾を行いました

10月24日 由仁町地域ケア会議で看取り塾を行いました。
看取り塾は、人生の最終段階にある方等への援助的コミュニテーションについて、地域の多職種と学ぶ学習会です。
当院が訪問診療を開始した平成30年度から開始しましたが、コロナ禍で休止していました。
今回3年ぶりに開催し、町内外から地域でケアに関わる医療・介護職ら約40人が参加しました。
医療福祉相談センター長の島田医師が、講義の冒頭で人生の最終段階にある患者さんから「早くお迎えがきてくれないかな」そう言われたら、あなたは・・・と投げかけました。
患者さんの応えられない苦しみに、私たちができることを講義、ロールプレイや振り返りから学びました。
参加者からは、患者役になることでどう感じるかわかり学びになりました、対人関係の基本を見直すことができました、などの感想がありました。

老健ひだまりで敬老会を行いました

9月13日 老健ひだまりで敬老会を行いました。
ジュースで乾杯した後は、入所者と職員で二人羽織を行いました。
協力し合いながら、ケーキを上手に口に運ぶことができ、皆さんから大きな拍手が送られました。
特別メニューのお赤飯、天ぷらをいただき、皆で敬老をお祝いしました。
これからも、お元気でお過ごしください。


日本緩和医療学会北海道支部学術大会で演題発表を行いました

8月26日札幌市内で「緩和ケアにおける多様性」をテーマに行われた表記大会に、島田医療福祉相談センター長が参加し、演題発表を行いました。
「在宅診療を受けている終末期患者の途中入院に関する実態調査」について、過去5年間に在宅医療を受け亡くなられた患者様を対象に調査した結果をまとめました。
がん・非がん別、在宅看取り・病院死別で整理を行い、がん患者では途中入院がない群よりある群で在宅看取りが多い傾向が明らかになりました。入院の理由では、「家族や本人の希望」が上位でした。
診療所のベッドの機能として、在宅から続く入院での緩和ケアと希望に沿って在宅へ帰るための退院支援が重要だと結びました。
参加者からは、がん末期の方が途中入院しても退院する方が多いことに驚いた。病床を持ち主治医が変らない強味であると感じた、という意見が出されていました。

座長、演題発表の方々と(島田センター長 左から2人目)

医学生が実習にきました

5月24日 医学生6名が当院に実習に来ました。
南空知圏域の在宅医療についての現状や課題の調査を行い、問題や解決策をまとめて発表するということです。
午前中は訪問診療に同行し、在宅で行う診療場面を見学してもらいました。
午後は在宅医や診療所スタッフへの取材、意見交換を行いました。
訪問診療は最期の過ごし方を選べる方法というイメージがあったが、同行してみて在宅患者は通院が困難ではあるが、楽しみもあり生活していることがわかったと感想を話してくれました。
とても嬉しい感想でした。また、ぜひ実習に来てほしいですね。


第5回 南空知多科連携講演会

11月16日 医療福祉相談センター長の島田医師が、岩見沢市内で開催された南空知多科連携講演会(岩見沢市医師会・美唄市医師会・三笠市医師会・夕張市医師会・空知南部医師会共催)において、
「コロナ禍における在宅医療について」の演題で講演を行いました。
 新型コロナウイルス感染者が増加する中での、在宅医療の課題を報告しました。
 交通手段がなく発熱外来を受診できない事例や、近隣でクラスターとなった高齢者施設への介入などを通し、すべての人が平等に医療に係ることができることはコロナ禍に限らず重要ですが、単独の医療機関では限界がある。在宅や施設で感染者の療養を支えるには、医療、介護、福祉の協力が必須である。今後も多職種連携を進める必要があると話しました。